2010年2月アーカイブ

『わかりやすさとコミュニケーションの心理学』 (朝倉実践心理学講座)の「第5章 文書コミュニケーションをわかりやすくする」を向後千春先生と執筆しました.

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早稲田大学で日本ライティング・センター研究会が開催されました.

詳しいプログラムはこちらです.

当日は100人以上の参加がありました.

昨年に比べると,倍以上の参加です.

ライティングに関する注目の高さがうかがえます.

5~6月の「テクニカルライティング演習Ⅰ」に続き,「テクニカルライティング演習Ⅱ」を鹿児島大学理学部で行いました.4日間の集中講義です.

8ヶ月ぶりに会う学生さんたち。
なんだか懐かしくてうれしくなります。

今回の授業は,自分でテーマを決めて,調べてレポートを書き,プレゼンするというものです.

テキストの章立ては以下のとおり.

第1章 日本語テクニカルライティング演習Ⅰの復習

(1) わかりにくい文章、わかりやすい文章とは?
(2) 文の書き方
(3) 段落の書き方
(4) パラグラフ・ライティング

第2章 情報収集と情報整理

(1) この授業で行うこと
(2) 研究における情報収集とは?
(3) 先行研究のリソース
(4) 先行研究の探し方
(5) 情報を記録する
(6) 情報を整理する

第3章 レポートの構成

(1) レポートの問いと目的を決める
(2) マップを作成する
(3) マップ上で、書く順番を決める
(4) レポートの構成を決める
(5) 文章にする

第4章 引用のしかた

(1) 引用とは?
(2) 引用の種類
(3) 文献リストの書き方

第5章 図表の説明

(1) 図表のルール
(2) 図表の説明

第6章 プレゼンテーション

(1) 聞き手の注意を引きつけるスライド


今回の授業のキモは,第3章の「レポートの問いと目的を決める」 だったと思います.

まず各学習者に,おおまかなテーマを決めてもらい,先行研究をしらべてもらいます.次に,テーマを絞り込み,レポートの問いと目的を書いてもらいます.教師は,問いと目的が妥当かどうかアドバイスします.

次に,書くべきことをマップにしてもらい,さらにレポートの構成までを考えてもらいます.教師は,問いと目的,マップ,レポートの構成をチェックします.問いと目的に沿った,展開になっているかどうかを確認するわけです.ここで,展開上のダブり・モレ・ズレを指摘できます.

こうして書いてもらったレポートは,冒頭に問いと目的があるので,たいへん読みやすかったです.おそらく書き手も書きやすかったはずです.

スケジュールとしては少々ハードでしたが,楽しい授業でした.