2016年12月アーカイブ

「伝わる日本語」練習帳

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『「伝わる日本語」練習帳』(近代科学社)が出版されました.阿部圭一先生との共著です.表紙.jpgのサムネール画像

この本は演習問題を中心としています(だから,「練習帳」です).語・文・段落(パラグラフ)・全体構成のレベルごとに,演習問題を使って文章の書き方を学習できます.

本書を授業/研修で使う場合の「インストラクション・ガイド」も用意しました.
以下のサイトからダウンロードできます.

<本書の目次>
1章 適切な語を選ぼう
1.1 1つの語は1つの意味で使う
1.2 1つの概念は1つの語で表す
1.3 広すぎない、狭すぎない語を使う
1.4 定性的な形容詞・副詞は避ける
1.5 読み手が理解できる語を使う
1.6 カタカナ語を乱発しない
1.7 漢字を使いすぎない
1.8 「これ」「それ」「あれ」の指すものは明確に
1.9 「の」を書き分ける

2章 まぎれのない簡潔な文を書こう
2.1 1つの文には1つのことを
2.2 文は短く-その1 中止法を使わない
2.3 文は短く-その2 接続助詞「が」の使いかた
2.4 文は短く-その3 過剰な修飾語句はやめる
2.5 文は短く--その4 埋め草を削る
2.6 主語があいまいな文を書かない
2.7 受身の文は能動にする
2.8 否定はなるべく使わない、使うときは気をつける
2.9 修飾関係に注意を
2.10 読点を適切に打つ

3章 パラグラフを組み立てよう
3.1 パラグラフの組み立て方を学ぶ
3.2 1つのパラグラフは1つの主題について記述する
3.3 トピック文をパラグラフの先頭に書く
3.4 必要十分なサポート文を書く
3.5 なぜ、その主張が成り立つのかを丁寧に説明する
3.6 意見と事実を明確に書き分ける
3.7 説明の順番を考える
3.8 接続語句を使って文と文との関係を明確に表現する
3.9 同じ語句を使って文と文とをつなげる

4章 文章全体の構成を考えよう
4.1 文章の目的と内容を絞る
4.2 全体像を先に示す
4.3 重点先行で書く
4.4 タイトルや見出しに知恵を絞る
4.5 「全体像を先に示す」と「重点先行」を応用する
4.6 総論-本論-結論
4.7 情報をグループ化して並べ、ストーリーを作る

5章 文書への仕上げを考えよう
5.1 文章と文書の違い
5.2 箇条書きを駆使する
5.3 表と図を活用する
5.4 統一性を保つ
5.5 文書のレイアウト

※Amazonで「なか見!検索」ができます.


2017年度、冨永研究室には3名の学生が配属されることになりました。2017年度は、卒研に入る前に、研究のための基礎トレーニングを行おうと思います。さて、予定どおりにいきますか。

<2017年度 研究の進め方>
Ⅰ.ゼミモードへのウォーミングアップ (3年次配属発表後~後期~春休み)
    1. 4年生のゼミに参加し、ゼミの雰囲気に慣れる
    2. 4年生の卒論のピア・レビューに参加する
    3. 統計の基礎知識を学ぶ
      向後千春・冨永敦子(2007)統計学がわかる.技術評論社
      向後千春・冨永敦子(2007)統計学がわかる―回帰分析・因子分析編.技術評論社

Ⅱ.卒論のための基礎トレーニング (春休み~前期)
    1. 論文を読んで、レジュメを作成する
      関連分野の知識を得る
      研究デザイン(研究目的にあった研究方法・分析方法)を知る
      論文の書き方を知る
    2. ミニ分析を行う
      与えられたデータについて、RQを決める
      統計手法を用いてデータを分析する
      ミニレポート(2ページ)を書く
    3. ミニ実験を行う
      ①与えられた複数のテーマから1つを選択し、研究デザインを考える(グループ)
      材料を作成し、実験を行い、データを集める(グループ)
      ③データを整理する(個人)
      ④統計手法を用いてデータを分析する(個人)
      実験レポート(4ページ)を書く(個人)

Ⅲ.卒論の基本的な進め方
    1. 研究テーマを決める(前期)
      ①先行研究を探して読む
      ②レジュメを作成する

      ③研究テーマを徐々に絞り込む
      RQと研究目的を決める
    2. 研究デザインを考える(夏休み)
      協力者、材料、手続き、データの分析方法、予測される結果を考える(8月末締切)
    3. 予備実験を行う(9月~10月)
    4. 本実験を行う(11月)
    5. 卒論にまとめる(12月~1月)