2017年9月アーカイブ

日本教育工学会大会(島根大学)で、「プロジェクト学習における21世紀型スキルの育成」を発表しました。美馬のゆり先生と共著です。

この研究は,はこだて未来大学で行われているプロジェクト学習において,どのような知識・技能・行動・態度が育成されるのかを質問紙法により調査したものです。質問紙は、三宅なほみ先生方の『21世紀型スキル―学びと評価の新たなかたち―』(北大路書房)に掲載されている、21世紀型スキルの操作的定義をもとに作成しました。

プロジェクト学習履修者を対象に、プロジェクト学習開始時、中間、終了時の3回調査した結果、読み書きの能力であるリテラシーやICT活用スキルは中間の時点で向上が見られましたが、自律性や他者との協働、社会的態度は中間時点では向上せず、終了時に向上が見られました。

この結果は、プロジェクト学習を担当する教員にとっては、「確かにね~」と納得するものです。前期は、グループでの活動がなかなかうまくいきません。自分とは異なる意見が出た際に、他者を尊重しつつ、冷静に分析し、自分の考え方を再考したりすることがまだ難しいようです。いろいろ悩んだり苦労したりして、後期にようやくグループで成果が出るようになります。この結果は、学習者のそのような成長を表わしていると思います。

プロジェクト学習における21世紀型スキルの育成.png


鹿児島大学理学部で集中講義「日本語テクニカルライティング」を担当しました。

この講義は今年で9年目になります。
オリジナルテキストの章立ては以下のとおり。
今年は文章のチェック方法を追加しました。

第1章 はじめに
(1) 文章の種類
(2) わかりにくい文章、わかりやすい文章とは?

第2章 段落の書き方をチェック!
(1) 段落の構造
(2) 構造化の基本「パラグラフ」
(3) 時間的順序の記述パターン
(4) 空間配置の記述パターン
(5) 列挙の記述パターン
(6) 分類の記述パターン
(7) 具体例の記述パターン
(8) 比較の記述パターン
(9) 主張の記述パターン
(10) 定義の記述パターン
(11) 文章の作成手順

第3章 文の書き方をチェック!
(1) 主語と述語
(2) 修飾語
(3) 読点
(4) 中止法
(5) 順接の「が」
(6) 一文一義
(7) 文と文とのつながり:接続詞
(8) 文と文とのつながり:キーワード

第4章 語の書き方をチェック!
(1) 語句の統一
(2) 1WORD1MEANING
(3) 語句の意味範囲
(4) 指示代名詞
(5) 助詞「の」
(6) 漢字とひらがなの使い分け

第5章 レポートの作成―先行研究を探す―
(1) 研究における情報収集とは?
(2) 先行研究のリソース
(3) 先行研究の探し方
(4) 情報を記録する
(5) 先行研究を読む
 
第6章 レポートの作成―目的と構成を考える
(1) レポートの問いと目的を決める
(2) マップを作成する
(3) レポートに書く内容と順番を決める
(4) レポートの構成(展開)を決める
(5) 詳細化アウトラインを作る
(6) パラグラフ化する

第7章 引用のしかた
(1) 引用とは?
(2) 引用の種類
(3) 本文中の引用箇所と参考文献のつなぎかた(参考文献表の書き方)
(4) 著者数等による書き方の違い
(5) 参考文献表の書き方

第8章 図表の説明
(1) 図表のルール
(2) 図表の説明

第9章 文章のチェック方法
(1) キーワードを追いながら展開(流れ)をチェックする
(2) パラグラフをラベリングして展開(流れ)をチェックする
(3) 論文全体の一貫性をチェックする
(4) 構成・内容・表現の観点別にチェックする
(5) アウトライン段階でチェックする

サテラボツアー

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はこだて未来大学 サテライトラボに行きました。
着任以来、ぜひとも一度は行きたかったところです。

和田先生にご案内いただき、イカ釣り漁船に乗せていただきました。
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ブリもおいしくいただきました。
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早稲田大学人間科学部において集中講義「遠隔学習支援論」を担当しました。

eラーニングなどの遠隔学習に取り組む学習者は、年々増えています。しかし、遠隔学習には対面学習とはまた違った難しさがあります。この講義では、遠隔学習者を支援するために必要な理論とスキルを学びます。
シラバスはこちらです。

2年目の今年は、オリジナルテキスト(約30ページ)を配布しました。履修者にテキストを手渡ししたら、「おっ、ちゃんとしてる」

はい、ちゃんとやりますよ。